• CASE STUDY

  • 事例紹介
  • プラスチック塗装のお悩み解決。

  • ハヤシ工芸で行った、プラスチック塗装/レーザー印字等の事例をご紹介させていただきます。様々な樹脂への塗装も行っており、小ロットから大ロットまで対応が可能ですので、『塗装できるかどうかわからない・・・』という場合も、まずはお気軽にご相談ください。

  • 事例ケース1(樹脂コーティング)

  • ●解決したかったお悩み、実現したかったこと。 バッテリーのケースなどに使用されるPP(ポリプロピレン)製の樹脂容器を製造するお客様では、分割した形状の成形材を真ん中で溶着することで、さまざまなサイズの容器を生産していました。PP樹脂は溶着のため250℃ほどの高温で柔らかくなっており、そのままでは溶着板に激しく付着してしまいます。 対策として溶着板にフッ素樹脂コーティング(PTFEコーティング)を行い使用していましたが、やがて塗膜が傷付き、溶けた樹脂がコーティング内部に侵入。コーティングがふくれて、溶着板が使えなくなるトラブルも生じていました。

    ●背景/処理を選ぶ条件 PTFEという、フッ素樹脂のなかでも耐熱性が高い樹脂でコーティングしていましたが、250℃程度に温めた溶着板をPP樹脂に押し付けて使用するような今回の条件では、すぐに使用できなくなることもありました。 当社は、PTFEよりも加熱時の膜硬度に優れ、非粘着性も兼ね備えた「CHC-1111CR」をご提案しました。

    ●採用された処理 表面処理CHC(セラミックハードコート)

    ●実現できた効果 早速テストしたところ、フッ素樹脂コーティング(PTFEコーティング)で起きていた傷付きやふくれが生じないことが分かり、採用いただきました。 またPP樹脂に対する離型効果もフッ素樹脂コーティングと変わらず、問題なくお使いいただいています。